Fedora Core 6 に amanda をインストールしてあるバックアップ専用マシンの話。
このマシンは、amanda を cron で起動して、別のサーバー(Linux, FC5)の自動バックアップをしている。
ところが、最近バックアップがとれなくなった。
amcheck はちゃんと通るのだが、amdump してみると、クライアントからデータが流れてこない。ps ax で調べてみると、サーバー、クライアントとも、プロセスは正常起動しているようである。
別のクライアントマシン(玄箱)からのバックアップを試しても同じ。
どうも、amanda サーバーとamanda クライアントの間で、データ通信ができなくなっているようだった。複数のクライアントで同じように駄目なのだから、サーバーの方に原因があるんだろう。
というわけで、あれこれ原因を探ってみたところ、行き着いた答えが、linux カーネルである。
現在、Fedora Core 6 の最新カーネルは、kernel-2.6.20-1.2952.fc6 というもの。
これを Fedora Core 6 の最初のリリースに含まれるカーネル、kernel-2.6.18-1.2798.fc6 に戻すと、ちゃんとバックアップがとれる。
しかし、どのバージョンのカーネルから、正常動作しなくなってしまったのだろうか。fc6 用の、2.6.18-1.2798 から、2.6.20-1.2952 の間にはいくつかのパッケージがリリースされている。しかし、残念ながら、その間のパッケージ(rpm)を保存していない。
今簡単に手にはいるのは Fedora Core 6 のDVDに入っているものと、Fedora のFTP またはそのミラーからとれるものだけである。FedoraのFTP では全てのリリースを公開しているわけではなく、現在は、kernel-2.6.20-1.2952 と kernel-2.6.20-1.2948 だけが公開されている。
もちろん、kernel-2.6.20-1.2948でも試してみたが、これでもやはり同じ症状。
こうなってくると 2.6.19 でも試してみたいが、これがどこにあるのか分からない。カーネルソースからコンパイルするのはちょいと面倒なので、fc6 用のkernel-2.6.19のrpm パッケージを探索中。どこかで公開されていないでしょうかね。
まあ、そもそも、古いカーネルをさっさと消してしまったのが悪いのではあるが。
2007年06月18日
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ただiptableはなにも設定してないんだけどなあ。
カーネルを古いものに戻すと、amandaもftpもwgetも正常に動作します。
やっぱり、2.6.20では、どこかでデータがブロックされている感じですね。
iptables はなにも設定してないにもかかわらず。
他に何かあるのかな。
(既に最新版は 2.6.22でした)
そうしたら、ftp クライアントでの動作は正常になりました。wget もOK。
しかし、amandaは相変わらず。
具体的には次の場所。
/var/cache/yum/updates/packages
ここに、yumでダウンロードしたアップデートファイルが全部残っている。
当然kernelも多くのバージョンが残されている。早速 kernel-2.6.19-1.2952.fc6.i686.rpm をインストールしてみた。
rpm -i --force kernel-2.6.19-1.2952.fc6.i686.rpm
通常は 新しいカーネルが既にインストールされている場合、前のバージョンをインストールできない。
--force オプションをつけることで、そのような場合でも、強制的にインストールすることができる。
このカーネルだと、amanda は正常に動作する。
しばらく、こちらで様子を見ることにする。
rpm -i --force kernel-2.6.19-1.2911.fc6.i686.rpm
の間違いですね。