Windows Vista で、「通常使うプリンタ」が勝手に変わってしまうことが頻繁にあった。ググってみると、原因はいろいろあるようだったが、どうもうちの場合に該当するのは見つからなかった。
最近、原因の特定ができた。
原因はリモートデスクトップ。
リモートデスクトップは、他のPCに接続したときでも、ローカルのプリンタが使えるように、ちょいと細工をするようになっている。
こいつが悪さをしていた様である。
接続すると、接続先のPCの「通常使うプリンタ」は、新たにリダイレクトされたプリンタに設定されて、それがローカルのプリンタを指すので、印刷したものは手元のプリンタに出力されるようになる。
仮にこの機能を「プリンタリダイレクト機能」と呼ぼう。
これはこれで便利だと思うが、切断したときにその設定が元に戻らないのである。別のプリンタに設定されることもあれば、場合によっては「通常使うプリンタ」がどこにも割り当てられていない状態になってしまうこともある。
この状態で、接続先のPCの前に座って、ローカルとしてログインすると、結果的に「通常使うプリンタ」が勝手に変わってしまったことになるのだ。
もっともうちの場合、プリンタはネットワーク接続で、どこのPCからでも同じプリンタで印刷するようにしている。
したがって、リモートデスクトップのプリンタリダイレクト機能など全く意味がない。リダイレクトしてもしなくても同じプリンタで印刷するのだから。
なので、リモートデスクトップを使うときは、このプリンタリダイレクト機能をやめればよい。
リモートデスクトップを起動して最初のウィンドウで、「オプション」をクリックすると、接続の詳細設定ができる。ここで、ローカルリソースタブを開き、ローカルデバイスとリソース枠の中のプリンタのチェックを外せばいい。
これで、プリンタリダイレクト機能が働かなくなるので、接続先のPCの「通常使うプリンタ」が変わってしまうこともなくなる。
気づいてみれば他愛もないことだが、切断後の設定がもとに戻らないってのは、なんともお粗末な処理だ。
ちなみに、これはvista から vista に接続した時の話。他の組み合わせの場合は、未確認。
2009年04月21日
通常使うプリンタ が 変わる
posted by sjoe at 20:58| Vista